こんにちは、街の外壁塗装やさんです！
土浦市のお客さまからのご依頼で、一軒家を塗り替えています。
今回は金属製の部材の防錆塗装についてご紹介していきます！

鉄部の防錆塗装！

庇のサビ止め塗装に入る前に、まずケレン処理を行います。
古い塗膜やサビをサンドペーパーや研磨たわしでこすり落としていきます。
こうして表面を目荒らしすることで、金属製の部材に細かな凹凸が入ります。
その溝に塗料が入り込み、剥離などが起きないようにしていきます。

ローラーをつかってサビ止めを塗っていきます。
まず、端をダメ込みしてから広範囲を塗ることで、塗り残しを防いでいきます。

こちらは土台水切りです。
基礎と外壁の隙間に設置される細長い部材です。
外壁から流れてくる雨水が基礎内部に染み込まないようにしてくれる重要な部材です。
こちらも同様にケレン処理していきます。
細かな部材ですが丁寧に作業します。

水切りは細長いので、ローラーではなくハケをつかっていきます。
部材の形状や大きさに合わせて道具を変えることで、きれいな塗装を実現します。

どうして金属製の部材には錆止めを塗るの？

今回、防錆塗装に使用したのは『サーモテックメタルプライマー』です。
なぜ、金属にはサビ止めを使用するのでしょうか？
そこの疑問に答えるためには、金属特有の劣化についてお話する必要があります。
ポリ塩化ビニルや木材、コンクリートなどの材質と違い、金属はサビが発生します。
それは、金属と空気中の酸素が結びつくことで酸化という化学変化が起きることが原因です。
酸化した金属は、金属特有のしなやか、光沢、強さがなくなり、ボロボロに腐食してしまいます。
サビは金属が酸素と結びついてボロボロになった状態のことを指すので、酸素をいかにシャットアウトするかが、鉄部の保護に関わってきます。


サビ止めで使用されるエポキシ樹脂は、非常に強度な塗膜を作ることができます。
また、金属との親和性も高く、金属用接着剤に使用されることもある素材です。
そのエポキシ樹脂の塗膜を金属面に作ることによって、酸素をシャットアウトし強固な防錆効果をもたらすのです。

雨戸も金属製のため防錆塗装を行います。
凹凸があるのでその山と谷に沿ってしっかり塗料を塗っていきます。

雨戸のサビ止め塗装が完了しました。

防錆塗装でサビ知らずのきれいな家に！

サビによってボロボロになった金属部材は、雨漏りや破損に繋がっていく可能性もあります。
家の外装は風雨によってどうしても傷が付きやすい場所になります。
飛来物などでついた小さな傷から酸素が金属と結びついてサビを発生させて、知らないうちにボロボロに……ということにならないように、しっかり防錆塗装を行ない金属部材を保護していきましょう。