外壁洗浄で汚れを落とす！自分でできる方法や知っておきたい洗浄の効果・費用・注意点
生活していて「10年も経過していないのに、なんだか家が汚くなった気がする」「北面だけコケや藻の付着がひどい」と感じることがありませんか？
また、「塗装までは考えていないが、汚れを落としたい」「自分で洗うのは大変」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、プロによる外壁洗浄がおすすめです。
外壁材の特徴や注意点を知り尽くし、何件もの塗装施工を行っているプロが外壁洗浄を行うことで、頑固についている苔や藻、室内からは掃除しにくい窓も洗い流し綺麗な住宅が蘇ります。
そこで今回は私たち街の外壁塗装やさんが外壁汚れの原因や外壁洗浄の方法、塗装に向いていない外壁材の特性、自分で洗浄をするために必要な道具や知っておきたい注意点など詳しく解説します。
汚れを放置すると徐々に落としにくくなり、染みついて美観を損ねてしまうため、生活の節目や季節の変わり目などに一度、外壁洗浄をご検討されてはいかがでしょうか。
通常、建築後も塗装後も外壁材は塗料でコーティングされています。
そのため汚れが多少付着しても雨が降れば洗い流してくれます。
しかしその塗膜は太陽光や雨に晒されることで徐々に効果をなくしていきます。
塗膜の寿命である年数が耐用年数で示され、シリコンであれば約10～13年、フッ素であれば約15～20年と紹介されているのですが、これは毎日毎日効果が薄れていき限界を迎える年数です。
つまり耐用年数10年の塗料であれば2～5年で汚れが付着し、8年程度で落ちにくい汚れとなり、10年で塗料本来の効果はほとんどないということです。
そのため建築後でも外壁塗装後でも《次回の塗装時期》をチェックしておくべきなのです。
外壁に付着する汚れの中でも最も厄介なのは「苔」です。
苔は塗膜を突き破り、外壁に付着すると根を張ります。
しぶとく付着する苔を放置すると、さらに範囲を拡大していきます。
「水洗いで落ちないから」とブラシでこすると外壁が傷んでしまい、強い洗剤を使用すると周囲の板金へも悪影響を及ぼします。
付着したばかりの苔は簡単に洗い落とせますが、繁殖してしまった際には外壁に適した洗剤を使用してのバイオ洗浄が有効な対策となります。
また築年数が経過するほどに新築時の綺麗な外壁の記憶は薄れていきます。
汚れを見ても「この程度であれば大丈夫か」と感覚がマヒしてしまうと、尚更メンテナンスを先延ばしにしてしまう可能性があります。
目視確認は最も手軽な方法でご紹介されていますが、築年数や前回の塗装からどれくらいの期間が経過したかも意識するようにしてみることをオススメします。
屋外を舞うホコリや車の排気ガスに含まれる物質が外壁に付着することで、黒ずみや茶色・灰色の変色が発生します。
特に交通量の多い道路に面している建物では、タイヤの摩耗による粉じんなども加わり、汚れが顕著になりやすいです。
また、花粉や土埃、植物の胞子も外壁に付着しやすい汚れ・変色の外的要因で、建物の低い場所や風の吹き溜まりになる部分で特に目立つことがあります。
湿気が籠もりやすく、日当たりが悪い場所……特に建物の北側や東側などでは、緑色や黒色、黄ばんだカビ・苔・藻が生えやすくなります。
これらはそのままにしておくと根を張ってしまい、外壁表面を傷めてしまうため、早めの対処が必要です。
窓のサッシや換気口の下に見られる縦筋状の黒ずみは、雨だれの可能性があります。
外壁に付着した汚れが雨とともに流れ、徐々に定着してしまいます。
また、換気口から排出される油を含んだ湿気も黒ずみやベタつきの原因になります。
外壁を洗浄することは見た目を美しく保つだけでなく、建物そのものを守る役割も果たします。
外壁にこびりついた汚れは塗膜の劣化を早める原因となり、ひび割れや雨水の浸入に繋がることもあります。
塗膜は外壁の防水性や撥水性を維持する効果もあるため、洗浄を行い劣化原因を減らしておくことは建物全体の寿命を延ばすことにも繋がります。
外壁塗膜が劣化してしまえば、行うべきメンテナンスは外壁塗装です。
しかし、中には外壁塗装よりも外壁洗浄の方が効果的なケースもございますので、しっかり確認してから適切なメンテナンスを検討していきましょう。
外壁塗装が外壁保護に有効なのは事実です。
しかし頻繁な外壁塗装はかえって外壁の見栄えを損ねてしまう恐れがあります。
というのも、塗膜は汚れが付きにくい仕上がりになりますので、総じて新たな塗膜も付着しにくくなってしまいます。
綺麗を維持するための頻繁な塗り替えは、かえって塗膜の剥がれを起こす危険性があるということを覚えておきましょう。
この場合は塗装よりも定期的な洗浄の方が効果的です。
光触媒・無機・フッ素などの特性を持ったコーティングが製造段階で施されているサイディングは「難付着サイディング」と呼ばれており、はじめから塗料が密着しにくい仕様になっています。
ただし、難付着サイディング用の下塗り材（シーラーなど）を使用した施工を行ったり、塗装の時期を慎重に検討する必要があります。
そもそも汚れにくいことが特徴の難付着サイディングですが、もし汚れが目立つようなら外壁洗浄も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
サイディングの施工方法は「直貼り」か「通気工法」に分かれ、近年施工された住宅は通気工法で張り付けられています。
直貼りとは、サイディングをその下地である透湿防水シートの上にそのまま施工する方法ですが、室内・屋内の温度差で発生する熱や結露が逃げにくい仕上がりになっています。
この状態で外壁塗装を行うと、結露等を含んだ外壁の影響で塗膜が膨れや剥がれを起こすリスクが高いため、塗装メンテナンスを推奨しておりません。
一方の通気工法は2000年前後から周知されている施工方法ですが、サイディングと下地の間に胴縁と呼ばれる木材でわずかな隙間を設けることで空気の通り道を確保しているため、含んだ水分による塗膜の膨れ・剥がれを起こすリスクは直張り工法より低いです。
先にご紹介した「外壁塗装よりも外壁洗浄が向いている外壁材」に当てはまるお住まい、塗装をするほどではないが汚れが気になるお住まいには外壁洗浄がお薦めです。
施工としては外壁塗装前の高圧洗浄と同様なのですが、専用薬剤を併用するバイオ洗浄を行うことで頑固にこびりついたコケや藻を綺麗に取り除くことも可能です。
簡単に施工方法と注意点をご紹介したいと思います。
外壁洗浄は住宅全体に行いますので外壁塗装同様、足場架設とメッシュシートの設置が基本的には必要となります
もちろんここまでの工程が必要なことから、近隣挨拶も行ってからの施工となります。
構造クラックやサイディングの欠け等の雨漏りを起こす恐れのある箇所は洗浄前に確認、必要に応じて補修しておかなければなりません。
ここでの注意点は、外壁洗浄では補修箇所を隠すことができないという事です。
外壁洗浄はあくまで付着している汚れを落とすための作業ですので、シーリング補修やサイディングの張り替え等で色差が発生する場合は、外壁洗浄だけではなく外壁塗装工事をご提案させていただきます。
外壁に付着している汚れ・苔・藻を一掃するため、水圧の高い水を一気に外壁に当て洗浄していきます。
外壁洗浄のメリットは現状の色を変えることなく綺麗な外壁に仕上げられることです。
もちろん経年劣化で多少の色あせは感じられるかもしれませんが、塗り替えで色選びや施工不良による失敗をしたくない、支出は抑えたいという方に外壁洗浄は非常にオススメな施工方法です。
また、このタイミングで雨樋に溜まった汚れを流したり、手の届かない天窓や突き出し窓、滑り出し窓の外側を綺麗に洗浄することもできます。
苔や藻の繁殖が著しい場合はバイオ洗浄で根絶ちを行うのですが、ガーデニングや植栽を楽しまれているお住まいですと、流れた洗浄水で枯れてしまう可能性がありますので十分注意しましょう。
30坪のお住まい（外壁面積：約120㎡）を想定すると、外壁洗浄の費用相場は約195,500円前後となります。
この金額はメッシュシートを含む足場代と洗浄に掛かる費用の単純な合計金額であり、事前のクラック補修などが必要であったり特殊なバイオ洗浄を行う場合には上がることも考えられます。
2階建て以上の高さ担ってくると、洗浄を行うにしても脚立やはしごでの作業では大きな危険が伴います。
そのため、作業の安全確保のためには仮設足場の設置が必要になることもあります。
足場の設置費用だけでも数万円〜十数万円程度にはなりますが、業者に依頼すれば洗浄以外にシーリングの打ち替えなど他にも足場が必要になるメンテナンスを合わせて行えるため、かなりオススメです！
プロの業者であれば、外壁の種類や汚れの程度に応じて適切な洗浄方法・水圧・洗剤を選択し、外壁を傷めることなく安全に汚れを除去してくれます。
外壁の汚れが軽い場合や手が届く範囲であれば、ご自宅でも洗浄作業は可能です。
ただし、外壁の素材や塗装を傷めないよう、適切な方法と道具を選ぶことが大切です。
比較的簡単な方法として、ブラシやスポンジを使った手洗い洗浄があります。
以下の道具を揃えてから作業を始めましょう。
市販されている家庭用洗浄機（高圧洗浄機）は、手洗いでは落としきれない汚れにも対応可能と思われがちです。
しかし、外壁に対して水圧が強すぎると、次のような深刻なリスクがあります。
外壁材は頑丈そうに見えて意外と繊細な素材が使われているため、洗浄方法を間違えると表面を傷めてしまうおそれがあります。
ご自身で洗浄を行う場合は柔らかいブラシやスポンジを使用し、力を入れすぎないようにしましょう。
特に目地部分は傷つきやすいため、雑巾などで優しく拭く程度がおすすめです。
高圧洗浄でもシーリングに当たることは避けます。
また、研磨剤やクレンザーの使用は避け、外壁専用の中性洗剤などを用いて丁寧に作業することが大切です。
洗剤が外壁に残ると変色や金属部のサビの原因になるため、使用後はしっかりと水で洗い流すようにしてください。
洗浄作業は、風のない晴れた日に行うのが理想です。
外壁が早く乾き、汚れの再付着を防げるほか、作業もスムーズに進みます。
逆に風が強い日はホコリが舞って、乾ききっていない外壁に付着する可能性があるため、なるべく避けるようにしましょう。
外壁洗浄では水を多く使うため、隣家への飛散には特に注意が必要です。
近隣住宅の窓や車などが濡れないよう工夫しましょう。
もっとも基本的な対策は、こまめな掃除を行うことです。
排気ガスやホコリ、カビ・苔などは、付着してから時間が経つほど落ちにくくなってしまいます。
年に1～2回程度を目安に簡単な水洗いで結構なので、定期的に外壁を洗浄してあげることで頑固な汚れを予防できます。
外壁の汚れを防ぐには、塗装メンテナンスも重要です。
その際、雨で汚れが自然に洗い流される効果を持つ低汚染塗料（親水系塗料）を使用すると、外壁が長くきれいな状態を保ちやすくなります。
外壁の再塗装時には汚れが目立ちにくい色を選ぶのも一つの方法です。
例えばグレー系やベージュ・グリーンなどは汚れが目立ちにくい傾向にあります。
外壁のイメージチェンジができるメンテナンスとして外壁塗装が挙げられます。
もちろん外壁材の劣化を防ぐためにも、私たち街の外壁塗装やさんは定期的な塗り替えをご提案しております。
塗膜が劣化していなければ新しい塗料は密着しませんし、劣化が著しい場合は外壁塗装でもカバーしきれず、外壁の張り替えや外壁カバー工事を行う必要があります。
お住まいにとって最適なメンテナンス方法は、建売住宅が５軒並んでいても全く一緒ではありません。
北面の苔がひどい・色褪せが目立つ・はたまた自動車をぶつけ外壁材が割れてしまった等、様々なことがあります。
これらをしっかり見極め、適切なメンテナンスをご提案するのは外壁塗装・補修の経験実績が多いリフォーム会社の腕の見せ所です。
私たち街の外壁塗装やさんは日本で一番親切なリフォーム会社を目指しています。
お住まいの状態をしっかり確認させていただき、どのメンテナンス方法がお住まいを綺麗に維持できるのかを考えたうえでご提案させていただきます。
外壁塗装はもちろん、外壁の張り替えリフォームや外壁洗浄のみといったケースにも柔軟に対応させていただいておりますので、お気軽に無料調査をご利用ください。
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