土浦市で、屋根塗装工事を行いました。

屋根の劣化が著しかったため、下塗りを２回行って屋根材を補強していきます。サーモテックシーラーを使用しました。

シーラーとは、下地と上塗り塗料との密着性を高める接着剤のような役割をするもので、通常は１回の下塗りですが、下地が傷んでいますと塗料の吸収が激しくなるため、必要に応じて２回塗る場合もあります。１回目で下地に浸透させ劣化した下地を補強していき、２回目で本来の目的である密着性を高めていきます。

下塗り２回目の様子です。

サーモテックシーラーは、密着性・耐久性の高さに加え、それ自体に赤外線を反射するという遮熱機能を持ちます。遮熱機能を備えた上塗り材を併用すれば、遮熱効果をアップさせることが出来ます。

タスペーサーを取り付けていきます。

タスペーサーとは、縁切りの部材の事です。元々屋根材と屋根材の間には隙間が空いています。強風や大雨などで入り込んだ雨水を外に流し、雨漏りや屋根の腐食を防いだり、内部結露を防ぐためです。

塗装することにより、この隙間が埋まってしまわないように、タスペーサーを取り付けていきます。以前はカッター等で屋根を傷つけないように時間をかけて縁切り作業を行っていましたが、この部材を使用することにより、効率よく作業が出来るようになりました。

上塗りの様子です。

スーパーシャネツサーモFを使用して、２回に分けて塗っていきます。

高耐候性・遮熱性・変退色防止性を持つフッ素樹脂塗料です。紫外線や風雨などに強く、紫外線による影響を受けにくいので、塗り替え後の美しさを長持ちさせてくれます。高い日射反射率で室内の温度上昇を抑えてくれるので、省エネ・光熱費削減に役立ちます。