外壁塗装前の大事な洗浄作業！
洗浄作業とはその名の通り汚れを落とす作業です。
この作業は外壁塗装工事の一番最初の作業で、外壁塗装を行う前に必ず行います！
洗浄機はエンジンで動く業務用の高圧洗浄機を使います。
エンジンで動くため家庭用の電気で動く高圧洗浄機よりも断然パワーがある優れものです！
これで外壁と屋根の隅々まで汚れを落としていきます。
水圧がとても強いためどんどん体力を削られていきます…。
外壁からの水の跳ね返りはすさまじいもので、すぐに全身がビショビショになるのでカッパを着て作業を行いますが、カッパを着ていても中に水が入り服が塗れてしまうので必ず着替えを持っていきます（笑）
夏場は涼しいように見えますがカッパは風通しが皆無なのでとても暑いです．．．。意外ですよね(; ･`д･´)
では何故洗浄を行うのでしょうか？
理由は主に３つあります。
1つ目はホコリや苔などの汚れを落とすためです。
洗浄をせずに塗装してしまうと塗料を汚れの上にかぶせてしまうので表面がデコボコし見栄えが悪くなったり、塗料がすぐに剝がれてしまいます。
今回の現場はかすみがうら市という事で、霞ヶ浦が近くにあるため他よりカビや苔が生えやすいです。
せっかく新しく塗装するのに完成が汚かったりすぐに剝がれてしまうのは嫌ですよね…
そのような施工不良をなくすための効果があります！
2つ目はチョーキング現象による外壁の粉を落とすためです。
よく道路の隅にあるガードレールやカーブミラー、築10～15年の家の外壁を触ると手に同じ色の粉が付いたりしますよね？
１度付いたら落とすのが大変なあれです…
手に粉が付くのはチョーキング現象により外壁が粉を噴いてしまっているからです。
粉が付いている状態で塗装してしまう場合もすぐに塗料が剝がれてしまいます。
３つ目は洗浄を行わないと完工後に油分が浮き出てしまい塗料が剝がれてしまうからです。
下の写真をご覧ください。
こちらはすでに下塗りを終えている写真で、今回の外壁塗装工事ではありませんが、塗料がきれいに剝がれてしまっているのがハッキリと分かります。
もともと足場が設置されていたのでその周りの洗浄が不十分だったのでしょう…
ゴミや粉を取り除いても、しっかり洗浄できていないと下地の油分が上がってきてしまいこのように塗料が剝がれてしまいます。
（こちらの現場は責任をもって再塗装させて頂きました。）
このように、洗浄するとしないとでは完工後の外壁の状態にとても大きな差ができます。
それでは実際の洗浄作業を見ていきましょう！
今回はこちらの住宅の外壁塗装を行うための洗浄を行います。
この規模の住宅の外壁・樋・床などを隅々まで洗浄するのに大体半日ほどかかりますが、職人によって速い・遅いがあります。
今回は2人で片方が洗浄、もう片方がホースが絡まないように移動させる役割で作業しているみたいです。
この作業は足場の上をぐるぐる移動しながら行うので、ホースを移動させる人は洗浄を行う人がテンポよく作業ができるように先を考えて動くことが大切なのです！
今回は2人で作業を行っていましたが、1人で行うこともあります。 大変ですよね…（笑）
やり方は家庭で行うようなものと同じです。
ひたすら外壁を洗浄していきます！
写真ではわかりずらいですが、洗浄する前と後では外壁の汚れが落ちたのがよく分かるほど色が異なります！ 高圧洗浄機はやっぱりすごいですよね（笑）
気を付けることとして、一般的な高圧洗浄機よりも威力が強いので網戸や壊れそうな外壁部分に直で高圧洗浄を当ててしまうと、網戸が破れたり外壁の破損を悪化させてしまう恐れがあるので職人の技で十分注意しながら作業していきます！
続いて雨樋の洗浄です。
写真をご覧ください。 すごいことになっています…
畑の近くや森の近くの住宅だと風によって土や葉っぱが飛ばされ、２階の雨樋なのにもかかわらずこんなに土や葉っぱが堆積してしまいます。
これでは雨樋の意味を成していないですよね…
外壁塗装の洗浄作業ではこのような場所も綺麗にしていきます！
ある程度手で取り除いたら後は洗浄機で流していきます！
雨樋に土や葉っぱが堆積すると破損や詰まりの原因となります。
畑や森などの土や葉が舞いやすい場所の近くにお住まいの方はご注意ください！
洗浄は上から段々と下がりながら作業をしていきます。
そのため床にゴミが溜まるので最後に床の洗浄を行っていきます。
汚れた水が壁につかないように洗浄機の向きなどをうまく調整しながらの作業なので大変です…
床も綺麗にし終えたらようやく洗浄の完了です！
洗浄前より大分きれいになりました！
そして、ここからようやく外壁塗装の作業に入っていきます！
ここまでしっかり洗浄するからこそ外壁塗装後に強く長持ちする外壁ができるのです！
何でもお問い合わせください。
