街の外壁塗装やさん取手店
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土浦市の空き家リフォーム中の現場で、和室の一室の床がひどく傷んでいました。畳の腐食かな?と思いましたが、踏んだ感じが畳以外も傷んでいるように思えます。床をフローリングに張り替える予定だったので、畳と床板を剥がしてみました。
すると、床板を支える垂木がボロボロになっています。これは腐食ではなく、木造家屋の天敵であるシロアリの食害被害だとわかりました。
写真のように木材家屋を食い荒らすシロアリとはどんな生き物なのでしょうか。
シロアリはアリと名前が付きますが、屋外に生息するクロオオアリや、最近日本に侵略したと話題のヒアリといったハチ目アリ科の生物とは違う仲間になります。分類上はゴキブリ目シロアリ科といってゴキブリの近縁種なります。日本には大きく分けてヤマトシロアリとイエシロアリの2種類が木造家屋の食害を起こすと知られています。
床下の垂木だけでなく、家屋の外側、掃き出し窓の下の端根太(はしねぶと)にも被害が広がっています!
このように家屋の木造部材を食い荒らされてしまうと、木材の中がスカスカになってしまいます。シロアリ被害は放っておくと家屋の耐久性が下がり家屋の倒壊を招く危険もあります。それではどうやって補修していけばいいでしょう。
まず、シロアリ被害のある場所は撤去していく必要があります。このままにしていても劣化が進むだけなので、なるべく被害部分はすべて撤去します。
今回のリフォーム現場では床板と垂木をすべて撤去しました。
シロアリ被害が出たら、撤去して新しく部材を張り替える必要があります。今回は垂木や床下の枠組みを新たに組み直し、床板を貼っていく作業を行いました。
新たに設置した垂木の上に床材を貼っていきます。
新しい床板が貼り終えました。
端根太は撤去できないため、このまま上から板材を貼って補修します。
白木のままですと風雨にさらされてしまう屋外ではシロアリ以外にも雨水による腐食が懸念されるため、塗装で表面を保護します。
塗装を行っての補修が完了しました。
この空き家リフォーム現場のように大きなシロアリ被害を出さないために、どのように予防していく必要があるのでしょうか?シロアリの根本的な駆除は難しく、専門業者による消毒による予防が一般的となっています。