こんにちは！街の外壁塗装やさん 取手店です！

今回はプロの塗装業者がおこなう雨戸塗装の方法、雨戸の役割、どの家にも雨戸はついているの？などについてご紹介していきます！！

窓の外側についている雨戸。

ガラス窓がなかった時代は、障子の外側に木製の引き戸で風雨の吹き込みを防いでいました。

今は鉄製の雨戸が主流ですね。

鉄製の雨戸も引き戸タイプから、巻取り式のシャッター、さらに電動巻取り式のシャッターと進化してきました。

ではあらためて、雨戸の役割についてみていきましょう！！

雨風から建物を守る

近年の大型台風や豪雨では、飛来物による破損への注意喚起もされていますね。飛来物でガラスが割れてしまうと大変ですが、雨戸があればガラスの破損の心配はありません。

防火・延焼から家を守る

金属製の雨戸であることが前提にはなりますが、雨戸があれば近隣からの延焼を食い止めることが出来ます。

防音・音の漏れ、外の音を遮断する

雨戸は厚みがあり、窓ガラスとの間にも空間ができるため、防音効果があります。

遮熱防寒・暑さ寒さから家を守る

寒い冬、窓の近くにいると冷気を感じませんか？

雨戸を閉めることで、冷気を遮断して暖房効率を上げることが出来ます。

遮熱に関しても同様です。

最近では遮熱塗料も多く出ているので、合わせて使うと効果的ですね！

防犯対策

窓ガラスだけの家と、雨戸がある家、空き巣などの手口では窓ガラスを割って侵入することが多いです。

雨戸があるだけで心理的にも物理的にも空き巣などの犯罪を防ぐことが出来ます。

雨戸がない家なんてあるの？

稀にお客様よりご質問があります。

結論からいうと、雨戸がない家もあります！！

理由としては、複層ガラスなど耐性に優れたガラスが出てきているためです。

では雨戸はいらないの？となりますよね。

これは個々の判断によるかと思います。

新築の場合は予算との兼ね合いもあるでしょうし、建売などはじめから設置されてない場合もありますよね。

個人的には雨戸（シャッター）は必要だと思っています。

紫外線カットもありますが、雨戸の遮熱・防寒性とはまた違います。割れないガラスといわれてもヒビが入ってしまえば交換になりますよね。。

雨戸の心理的な防犯面や、大型台風、強風被害には雨戸はあってほしいところです。

外からの災害が家の中に入らないように守ってくれている雨戸。

そんな雨戸も劣化します。

長く家を守ってもらうためにも、雨戸のメンテナンス・塗装が必要です！！

雨戸は塗装できるの？と聞かれることがありますが、塗装できる材質と塗装できない材質があります。

自己判断はせず、専門家に判断してもらうことをおススメいたします。

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雨戸の塗装、はじめにおこなうのは「ケレン作業」です。

画像にあるものは引き戸タイプの雨戸をケレンしているところです。

ケレンとは、わざと細かい傷を付けて塗料の密着性をあげていく作業のことです。

サビや剥がれてしまった古い塗膜などもここで落としていきます。

この手間を惜しんでしまうと、せっかく塗装をしても数年で剥がれてしまいます。

地味な作業ですが手を抜かないように隅々までおこないましょう！

ケレン作業で出た細かいゴミなどは綺麗にしておきましょう。

鉄部である雨戸には、下塗りで必ず防錆効果のある下塗り材を使用しましょう。

塗り残しなどないように「ダメ込み」といって端部の塗装をしてから広い面を塗装します。

下塗りが乾燥したら、上塗りをおこないます。

鉄部である雨戸には溶剤系の塗料を使用します。

塗料の中でも溶剤は水性と比べて匂いが強い塗料です。

はじめは ザ・塗装の臭い って感じですが、乾燥するにつれて臭いはなくなっていきます。

中塗り後はもう一度同じ塗料で塗装をしていきます。

雨戸の塗装、最後の仕上げです。

手順としては下塗りや中塗りと同じです。

ダメ込みをして、塗りムラがないように仕上げていきます。

上塗り塗料が乾いたら、元の位置に戻して雨戸の塗装完了です！