街の外壁塗装やさん取手店
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こんにちは!街の外壁塗装やさんです。お見積りの際に金属屋根や金属部材にはサビ止めを塗ります、と説明があると思いますが、何故サビ止めを塗るのでしょう?他の下塗り剤でもいいと思いませんか?ポリ塩化ビニル樹脂の部材のように直接上塗りでも構わないと思いませんか?
金属部材には他の素材とは全く異なる劣化があるのです。それが『サビ』の発生です。金属以外はこの劣化は発生しません。そのため、金属には『特別』にサビを防ぐ処置を行わなくてはいけないのです。
サビの原因は空気中や水中の酸素です!鉄などの金属分子と結びつくことで酸化鉄などに化学変化を起こしていきます。鉄、アルミ、銅などの金属には、『光沢』『しなやかさ』『強度』が備わっています。その金属特有の特質を利用して家屋の部材に使用しています。しかし、酸化してしまうことにより、この金属特性が失われてしまいます。
サビた鉄などの部材にぽっかり穴が空いているところもよく見ますよね?それは、酸化鉄がもとの鉄に比べ非常に脆くなっていることを示しるているのです。
それではどのようにサビの発生を押さえればいいのでしょう?
答えは塗装です!金属面に塗料の膜を作ることで金属面と酸素が直接触れ合うことをなくしていくのです。
多くのサビ止め塗料は『エポキシ樹脂』を含んでいます。この樹脂は、金属や陶器との接着能力が高く、サビ止め塗料の他にも金属用接着剤として多用されています。硬化することで金属面に強固な塗膜をつくり、酸素をシャットアウトしてくれます。
さて、新築時などに『これはガルバリウム鋼板だからサビません』『ステンレスだからサビがおきません』と言われたことありませんか?しかし、これは本当なのでしょうか?
この雨樋金具を見てください!すごいサビですよね!実はこれ……『ステンレス製』なんです!非常に海に近い現場で、塩害によって『サビないはずのステンレス』がサビてしまっています!
残念ながら、ステンレスもガルバリウム鋼板もサビにくいだけであって、気をつけなければサビが発生してしまうのです。
ステンレス鋼は金属に一定量のクロム元素を含有させた鋼板のことです。クロム元素を含有させることにより、表面にごく微小の皮膜を形成し、鉄などの金属素地を守ってくれます。しかし、クロム皮膜が非常に塩化物に弱く、海沿いなどでは塩害によって腐食が発生してしまうこともしばしばです。
ガルバリウム鋼板は『アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板』という名前で、鉄にアルミと亜鉛メッキを付着させたものになり、実は鉄の仲間なのです!亜鉛が鉄よりも水に溶け出し腐食しやすいことで、原板である鉄の腐食を守ってくれます。また、アルミを含ませることで、強固な皮膜をメッキ層に形成し、亜鉛メッキの腐食をも防止し強固な防サビ効果を出していきます。しかし、亜鉛メッキが水によって溶け出しやすいため、結露や霜などが多い現場では耐久性が落ちてサビが発生しやすくなってしまいます。
金属部材は非常に酸素に弱く、サビが発生すると厄介です。しっかりと、サビ止めを塗って保護していきましょう!
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