
土浦市空き家リフォーム現場!外壁も屋根も、内装もトータルリフォーム!

台風で屋根が破損したため空き家をトータルリフォームすることに。
庭木も茂り伐採してスッキリさせたい。
ビフォーアフター






工事基本情報
屋根補修!
土浦市の空き家のトータルリフォーム現場です。
庭木の伐採、外装・内装塗装、補修を行います。

まず、カラーベスト屋根が台風の影響で剥がれて野地板にも大きな穴が空いてしまっていたので補修を行います。

破損した屋根を撤去します。

穴を塞ぐようにコンパネを敷いて補修を行います。

コンパネの上にアスファルトルーフィングを敷いていきます。
屋根の二次防水を担う重要な材料なのでしっかり隙間の止めていきます。

その後、アスファルトルーフィングを敷いた屋根下地に新たにカラーベストを葺いていきました。

続いて棟板金の交換です。
棟板金をとめていた貫板も傷んでいたので交換します。
貫板は幅90mm高さ15mmほどの細長い木材の総称です。
棟板金の下地の他に筋交いなどにも使われています。

貫板の上から板金を貼り付けて棟の交換が完了しました。
庭木伐採&撤去!

庭木の様子です。
家屋に触れるくらい生い茂り、これでは塗装どころか足場も設置できません。
現場の安全確保のためすべて伐採・撤去します。

荷物も多いため不用品も回収し処分します。

大きな枝や幹はのこぎりで切っていきます。

このままでは処分しにくいので、伐採した木々は破砕機で細かくしていきます。
写真中央のグリーンの重機が破砕機です。

不用品も一箇所にまとめて、自治体の定める処分方法にのっとって適切に処理します。

庭がスッキリしました。

これで足場も設置できます。
内装工事!

続いて内装工事を行います。
塗装前に養生をして、他の部材が塗装で汚れがつかないようにしていきます。

木部をケレン処理します。
サンドペーパーを使って表面の目荒しを行うことで下地の表面積を増やし、塗料の密着性を増やします。

まず外壁と木部の隙間をコーキングで埋めていきます。

しっかりヘラで圧着して密着させます。

続いて内壁塗装です。
下塗りを行って仕上げ塗料が密着させやすくします。

下塗りが完了したらトップ剤を塗っていきます。

充分に1回目の塗装が乾燥したら、2回目の塗装を行います。
塗り残しなどに注意して仕上げました。

和室の塗装が完了しました。

クロス貼りの壁はまず古い壁紙を剥がすところからです。
壁紙は様々な意匠や種類がありますが、補修の観点からみると、破れや汚れの補修が塗装仕上げより手間がかかります。
リフォームの際は、今後の補修なども考え是非塗装仕上げを考えてみてください。

剥がしたクロスは一箇所にまとめます。
こうすることで、片付けの手間が減り現場が整理整頓できます。

壁紙を剥がし終えたら塗装をはじめます。
内装塗装は換気を充分に行っていても空気がこもりがちです。
そのため、臭気の少ない水性塗料を使用し、作業中の安全対策をとっていきます。

内装の壁塗装が完了しました。

内装の木材部材も塗り替えていきます。
木材部分は湿気や害虫の食害で傷みやすいので塗装で保護していきます。

『キシラデコール』という木材専用の塗料を使います。
木材の内部まで塗料の成分が浸透し、カビなどによる腐食や虫食いなどを防いでくれます。

キシラデコールの塗装が完了しました。
木目の美しさを残したまま塗装できるので、白木風の部材に使用できます。

ドアなどの建具も塗っていきます。
こちらは『アクアコート』という水性塗料を使いました。
塗料特有の臭いが気にならない低臭気性があり室内塗装に向いています。

ドアなどの建具の塗装が完了しました。

キッチン周りも塗装は行いませんが、洗浄を行います。
まず、ステンレス製のシンクです。
ステンレスは錆びないと言われていますが、傷がついたりして表面が痛むとサビが発生します。

サビや水垢をしっかり落としていきます。

床下収納です。
こちらもカビが発生していたので漂白剤できれいにします。

床下収納は換気が悪く、カビが付きやすいのでこまめに掃除しましょうね!

障子も新しく貼り直します。
古い障子紙に水をかけてのりを外していきます。
結構な大きさがあるため、風呂場に持っていくのも一苦労でした。

木枠を乾かして、新しく障子紙を貼っていきます。

障子の枠はサッシレールから外れるので、貼り終わったらもとの場所に戻します。
最近の新築住宅には障子がないという場合も多いようですね。
紫外線で障子紙が傷んでしまうので都度交換が必要です。
足場設置&高圧洗浄!

続いて、外装工事にうつる前に足場を設置します。
高所での作業時には必ず足場の設置が義務付けられています。
塗装工事業者が足場も組む、という会社もあるようですが、現場と職人・周囲の安全のために弊社では専門の足場業者に設置と解体を委託しています。

足場まわりに飛散防止ネットをはっていきます。
周囲に塗料を撒き散らさないようにという配慮です。

屋内にも高所作業するところには足場を組みます。
地上2m以上であれば屋内屋外問わず足場が必要です。
費用はかかりますが、安全対策のために絶対必要な過程です。

足場を設置したら家屋の洗浄です。
高圧洗浄機を使って作業をします。

屋根が終わったら壁の洗浄です。
しっかり汚れをおとします。

コンクリートの塀も洗浄しました。
空き家など普段ひとが住んでおらず、水道が使えない場合は工事前に水道を使用できるようにしてください。
屋根塗装!

続いて屋根塗装です。

まず、カラーベスト屋根の隙間にこのような『タスペーサー』という器具を差し込んでいきます。

屋根の縁に差し込むことで、カラーベスト剤の間に隙間が生まれます。
ここから屋根内部に侵入してしまった雨水を排出し、雨漏りを防ぎます。

屋根塗装です。
まず、下塗りを行います。
『エポプレミアムシーラープライマー』という下塗り剤を塗っていきました。
傷んだカラーベスト剤に浸透し補強する他、トップ剤との密着性も高めます。

下塗りが終わりました。

上塗り1回目です。
今回は空き家リフォームということで、弊社倉庫に保管されていた残辺塗料を使用しての塗装になりました。
色や塗料の種類は選べませんが、メーカーに新規発注をかけずに工事を行うので、安価に仕上げることができます。

1回目の上塗りが終わりました。

2回目の上塗りです。
残辺塗料での屋根塗装なので1回目と2回目の塗料が違ってきています。
屋根ということであまり目立たないですが、予算の都合で残辺塗装をお選びになる場合はこのようなことも起こるので注意です。(※性能上は問題ありません)

カラーベストが塗り終わりました。

金属の下屋根塗装です。
研磨たわしで表面にケレン処理をします。
ところどころサビが浮いていたので、そこを中心にケレンがけします。

屋根全体に下塗りのシーラーを塗っていきます。

錆びついてしまったところはコーキングで覆っていきます。

屋根の縁の雨押部分にもコーキングを塗っていきました。
養生!

塗装の前に養生を行っていきます。
汚れてほしくない場所に養生シートをはっていきます。

窓などもしっかり養生します。
軒天塗装!

つづいて軒天(のきてん)の塗装を行います。
軒天は外壁より外側にせり出した屋根の裏側(真下)にある天井のため直射日光が当たりにくいという特徴があります。
日光が当たらないため、湿気がとばず、カビや藻が発生し腐食をしてしまう危険もあります。

2回塗料を重ねて塗ることで、軒天の下地をしっかり保護します。
外壁塗装!

つづいて外壁塗装です。
まず、下塗りを行います。
シーラーと呼ばれる、外壁下地に浸透させて補強や上塗り剤との密着性をあげる塗料を塗っていきます。

つづいて上塗りです。
まず、ハケを使って『ダメ込み』と呼ばれる作業をします。
端を最初に塗り込むことによって塗り残しを予防します。