阿見町で塗装工事を承っています。
今回の記事では、外壁塗装についてご紹介します。
レンガ調のサイディングの模様を残したいという施主様からのご要望で、クリア塗料での塗装を行いました。

まず、下塗りを行います。
傷んだサイディングに浸透させることで、ひび割れの原因や上塗り塗料の吸い込みを防ぎます。

今回使用した下塗り剤は『ＵＶクリアプライマー』です。
クリア塗料で上塗りを行うので、下塗りも専用のクリア塗料を使います。

下塗りが完了しました。

下塗り完了後、しっかり乾燥させて上塗りを行います。
塗り始めは白っぽい色合いをしていますが、乾燥するに従い、色が透明になるので安心してください。

クリア塗装を行うにはいくつか条件があります。

・外壁表面が傷んでいない
・ひび割れがない
・チョーキング現象をおこしていない
・旧塗膜が光触媒や無機塗料、フッ素樹脂塗料でない

などです。

サイディングの表面が見える形で塗装を行うクリア塗料は、傷んでいるところが透けて見えてしまいます。
また、チョーキング現象（塗膜が粉化する）が起きてしまっている場合や光触媒などのときでは、クリア塗料の塗膜が密着しにくく、早期剥離の可能性も出てきてしまいます。

もとのサイディングを残したい！
とご相談される方は非常に多くいますが、クリア塗装ご希望の場合でも、7割弱の方は調査の段階で『クリア塗装不可』となる場合がありますのでご了承ください。
また、当社が『クリア塗装不可』と判断した場合に、それでもクリア塗装を行うという時は、メーカー補償などは一切お受けできないこともご容赦いただければと思います。

『無機ＵＶクリアコート』での上塗りが完了しました。
2回同じ塗料を塗ることで、塗膜の厚みを作っていきます。

今回は無機塗料ということで、汚れや紫外線につよい外壁を長期間維持できることでしょう。