外壁材によって違う!外壁材別の特徴と外壁塗装時の注意点
こんにちは!街の外壁塗装やさん 取手店です。
今回は 様々な種類のある外壁材の特徴 と 外壁塗装時の注意点 についてご紹介していきます。
外壁といっても、種類は様々です!
自分の家の外壁材、なにが使われているか知っていますか?
どのぐらいいらっしゃるでしょうか?
「外壁材って色々あるの!?」
「サイディングはサイディングでしょ!」
と私も昔思っていました。
ですが!外壁材には色々な種類があります。
家具や家電にもいろんな種類がありますが、それと同じなんです。
種類も特徴もそれぞれ違いがありますので、
まずは種類、次にじっくりと特徴を見て行きましょう!!
外壁材でよく使われるのは4種類
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・モルタル
・ALC
その他、タイル・漆喰・木製サイディング・樹脂系サイディングなど
4種類以外にもざっと思いつくもの書きました!
あまり見かけませんが、焼杉なんかもありますね。
今回は最初の4種類をメインに特徴をみていきますね!
窯業系サイディングの特徴
なんと70~80%のシェアをほこります!
ちょっとビックリする程のシェア率ですが、一番使われている外壁材なんです!
初期費用が安く、機能性が魅力的な点が人気の理由です。
デザインの幅がものすごく広い点も人気の理由ですね。
原料がセメントと繊維質で耐火性もかなり高く総合的に優れています。
機能性では光触媒・フッ素コーティング・無機コーティングなどで変わります。
耐候性があり汚れが付きにくいなどで、光触媒が一時期話題になりました。
ですが、そんな窯業系サイディングにもデメリットはあります。
まず、メンテナンス頻度です。
金属系サイディングなどにも言えることですが、10年で塗り替えを必要とします。
放置してしまうと劣化により雨水を吸収して建物の内部まで被害が及びます。
次に蓄熱性がある点です。
夏場の表面温度は60度近くにまで上昇します。
他の外壁材と比較するとエアコンの使用頻度が格段に上がります。
最後に質感です。
実際の木材やALC、タイルなどと比較すると質感は格段に劣ります。
配色などを工夫すればオシャレな外観にすることは可能ですが、
オリジナリティに欠けてしまいます。
金属系サイディングの特徴
表面の金属板は溶融亜鉛メッキ鋼板・ガルバリウム鋼板・アルミニウム合金・ステンレス鋼板などが使用されています。
それぞれの金属の種類で耐久性・コストに大きな幅があります。
価格は窯業系サイディングより高い一方で、震性・断熱性・防音性・耐凍被害をもった外壁材なので人気が高まっている外壁材です。
強度も強く、ヒビ割れを起こしにくいのも魅力です。
耐震性に優れている理由は、軽量で建物の構造への負担が少ない点です。
金属系サイディングは窯業系サイディングに比べ1/4程度の重量しかありません。
外壁材としては重量が軽くカバー工法にも使用される外壁材です。
断熱性は断熱材を裏打ちに使っているので、熱伝導率が低いためです。
また、その断熱材が防音効果をもっているため防音性に優れています。
耐凍被害は聞き慣れない言葉ですが、凍結による外壁材の被害を指します。
窯業系サイディングは劣化により雨水を吸収して冬場に凍結して、
ヒビ割れ・スケーリング(外壁材が剥がれる)を起こすことがあります。
金属系サイディングは水を吸収しないため凍結による被害が少なくなります。
もちろんデメリットもあります。
金属系サイディングは、かなりキズがつきやすく「新築時に何枚か張り替える」なんてことも起こります。
塩害や酸性雨被害もおこりますので沿岸部や排気ガスの多い地域は注意が必要です。
サビにも弱くキズが付いた場所から広がり始めるので定期的な点検が必要です。
デザインのバリエーションが少ないのもデメリットの一つです。
モルタルの特徴
砂とセメント、水を混ぜ合わせた材料で作った外壁です。モルタルは高い耐火性があります。
繋ぎ目もないため、どんな外壁形状でも対応できる自由度の高い外壁材です。
そのため、仕上げの工法によって多彩な表情を付けることで、
他の外壁材にない個性を出せることが大きなメリットです。
他にも遮熱性が高いことで知られています。
しかし、既製品のサイディングなどとは違い、職人の手作業による現場施工になります。
そのため、職人の技術の差で仕上げや耐久性に違いが出てしまうデメリットがあります。
モルタル壁の最大の弱点はヒビ割れです。
モルタルは固くて上部な分、力が加わると他の外壁に比べ、ヒビ割れが発生しやすいです。
他にもモルタルの凹凸部分に汚れが溜まりやすいデメリットがあります。
新築後は他の外壁材に比べ塗り替え時期が早いのもデメリットといえるでしょう
ALCの特徴
高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリートパネルです。
蒸気養生とは蒸気によって早期にコンクリートの強度を発現させる方法です。
特徴は水に浮く程軽いため、建物に負担が少なく、
断熱性・耐火性に優れている優秀な外壁材です。
さらに遮音性や調湿性にも優れています。
新築の住宅では様々な断熱を使用し、サッシも複層ガラスであったりするため、
冬場でもエアコンを殆ど使わない程、室内が温かいというご意見もあるぐらいです。
しかしALC自体は防水性を持たないため、仕上げ塗料の防水性に依存します。
塗装の技術などにより見た目が変化してしまうのはデメリットっと言えるでしょう。
ヒビ割れ、シーリングの劣化が雨漏りの原因になります。
そのためサイディング同様に定期的な塗り替え、シーリングの打ち替えが必要になります。
ですが定期的なメンテナンスを行えば60年近い耐用年数をもっています。
ちなみにALCの製造は「JIS A 5416」という日本工業規格の取得した企業しか製造できず、
現在の日本では3社しか認証されていません。
価格は高めですが、認証数の少なさから品質の高さが際立つ外壁材です。
その他の外壁材
樹脂系サイディングは
塩化ビニール樹脂を使ったサイディングで、窯業系サイディングの1/10程の重量
と非常に軽いサイディングです。
繋ぎ目が無くシーリングの必要がないためメンテンス性に優れています。
しかし耐火性能なく、バリエーションも少ないデ
メリットがあります。ですが北米では約50%のシェアを誇るサイディングです。
木質系サイディングは無垢材に塗装をしたサイディングです。
木質と聞くと耐火性に不安を感じますが、不燃処理をしているため耐火性に優れ、断熱性にも優れ
ます。しかしメンテンスコストが掛かる点がデメリットになります。
塗膜が痛むと腐食や変色の原因になるため、塗膜が痛む前に塗装する必要があります。
タイル外壁とは粘土を主成分に焼き固めたものです。
タイルは耐久性に優れキズや摩耗が付きにくく、紫外線による劣化も殆どありません
。正しく施工されていれば20~30年程の耐久を持ちます。
タイルはサイデイングなどの初期費用に比べると2~3倍程高くなります。
耐震性が低い点もデメリットになります。
外壁材にあった塗料を使わないとトラブルの原因になります!
例えば、
・金属サイディングに適しない塗料を使うと早期にサビが発生する。
・早期に浮きや剥がれが発生する
・塗料本来の性能が発揮されない
などです。
実際に5年程で再塗装が必要になってしまう例も少なくありません。
下記に一例をご紹介します。
なぜ膨れてしまっていたか?
以前の外壁塗装業者がモルタルの外壁に透湿性の低い塗料を使ってしまったことが原因でしょう。
モルタル外壁や、窯業系サイディングの直貼り工法などは、特に注意が必要となります。
透湿性の低い塗料を使って塗装してしまうと、内部結露がおきます。
外壁内部に発生した結露が、太陽の熱で温められて外に出てこようとします。
しかし外壁は塗膜が塞いでいますね。
塗膜は外壁を守り、ひいては建物を守るものなのですが、温められた結露は蒸発で外に素直に出られず塗膜にブロックされてしまいます。
誤った塗料を使った事例を一つ紹介しました。このように素材に適していない、他にも素材の状況(吸水しているかどうかなど)にあっていないなどに原因によって
様々なトラブルが発生してしまいます。
更に言えば適切な補修がされていないなどもあります。
目で見ただけでは分からない劣化状況も様々です。
正しい調査で正しいお見積、正しい塗料なのかを確認する上でも
複数の塗装業者にお見積り依頼することは必要なことです。
安かろう、悪かろうであってはなりません!
外壁材にあった外壁塗料で、家の不具合をなくして綺麗な状態を長持ちさせましょう!
外壁塗装をおこなう時は慎重に業者選びを!
外壁塗装のときには、外壁材にあった塗料が重要なことがおわかりいただけたでしょうか!
塗料はただ塗るだけではありません。
素材にあった塗料を、正しい手順で塗っていくことが大切です。
弊社にご連絡いただいた事例として、
外壁材にあわない塗料で塗装されてしまい内部結露が発生して室内にカビが生えたケース や
外壁のひび割れを補修せずに塗装されており、塗膜の早期剥離が発生したケース
などがありました。
街の外壁塗装やさん 取手店では、現地調査の際に外壁材の見極め・外壁材の状態をきちんと確認して、現地調査で塗装が必要ない場合は正直にお伝えいたします。
塗装工事では相見積もりが非常に重要です。
よく比較検討をして見積もりや説明の際に、
・何故この塗料を使用するのか
・(塗料には規定の塗布量があるため)使用量の説明が出来るか
・工期が極端に長かったり短かったりしないか(通常3~4週間)
・極端に値段が安くないか(規定の塗布量や塗装回数に繋がります)
について納得のいく説明が出来る業者を見つけましょう!
街の外壁塗装やさん 取手店では相見積もりも歓迎です。
外壁塗装やそれ以外の家のことでも、少しでも不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください!
目指しているのは「家のかかりつけ医」です!
\私が代表です/
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