かすみがうら市の外壁塗装現場でおこなった写真です。

写真の外壁の目地を埋めている、灰色のものがシーリングです。

元は白い色でしたが、経年劣化により変色し、弾力を失ってしまいました。

外壁塗装について、いろいろなサイトを見比べていると「シーリング」と「コーキング」という２つの言葉に混乱しませんか？

どちらも同じように、外壁の目地を埋める白い弾力のあるあれかな？と想像できるし、見たこともあると思います。

名前が違うんだから、何かが違うと思いますよね。

実は、外壁塗装ではシーリングもコーキングも同じ作業のことなんです！

それぞれ、蒸気機関車で使われていたものはシーリング、船で使われていたものはコーキングという名前でした。

シーリングという言葉を調べると

・封印すること　気密・水密状態を得る目的や、防音、断熱のため充填剤などで塞ぐこと。

シーリング材・シーラー・シール剤などとも言い、建築分野ではコーキングとも言う。とあります。

業者や職人によって呼び方が違ったり、商品名も分かり難いのですが、何度もいいますが外壁塗装では同じ作業を指しています。

写真はかすみがうら市の外壁塗装現場で、劣化したシーリングをカッターを使い撤去しているようすです。

ひきつづきかすみがうら市の外壁塗装現場でのシーリング打ち替え工事の様子です。

硬くなったシーリングを撤去した後は、養生をおこないます。

シーリングが目的以外の場所に付着するのを防ぐために、テープやビニールなどで覆い守ることです。

養生が終わり、シーリングが密着しやすくなるようにするためのプライマーという下地剤を塗っていきます。

かすみがうら市の外壁塗装現場、シーリングを打ち込んでいるようすです。

シーリングには外壁ボード同士の隙間を埋め、防水とクッション材としての機能があります。

シーリング打ち替え工事のポイントは、空気が入らないように注入していくことです。

空気が入ってしまうと、プライマーを塗っていても乾いた時にシーリングが膨らんでしまい、きちんと密着させることができません。

かすみがうら市の外壁塗装現場、窯業系サイディングの外壁は、横方向に隙間ができてしまっていました。

家は、建ててから何度も雨に濡れたり、夏の暑さにも耐え、わずかな膨張と収縮しています。

また、人の出入りや、物の重みが加わったりすることによって振動が加えられます。

このとき外壁のサイディングも一緒に動いて、わずかに隙間ができてしまうことがあります。

外壁ボードは横に長い板を高く積み上げるように設置してあります。そのため、横方向の隙間の危険度は低いのです。

横方向に出来た隙間からは、構造上雨水は侵入し難くなっていますが、これ以上隙間を大きくしないように、また防水も兼ねてシーリングを打っておきます。

外壁ボードの目地と同じ手順でシーリングを打ち込みます。

シーリングは、雨水の侵入を防ぐ防水・外壁ボード同士の固定と同時にクッションのような役割を果たしています。

シーリングにひび割れが見つかったら、劣化のサインですから見逃さず、打ち替えを検討してみてください！